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京ことば |
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| うしなえる → なくす まるぺけ → まるバツ うみの → うみの おともだち → おともだち ・まだ使っている人もある言葉 「お〜」と「〜さん」 頭に「お」をつけて言うことが多い言葉 「おだい=大根」・「おかぼ=かぼちゃ」・「おなす=なすび」他 最後に「さん」をつけて言うことが多い言葉 「まめさん」・「あめさん」他 ものに「〜さん」をつけるのは よその地方の人には可笑しくて仕方ないことらしいです。 でも同年代でも普通に使っている人は沢山います。 また 小さい子供がいる人の間は 「う○こさん」という言い方は普通です。 これは国語学者の寿岳章子先生(母校の先生です)の著作 「暮らしの京ことば」の中にも出てきて 寿岳先生が初めてこの言葉を聞かれたとき 笑い転げられたというエピソードが書かれていました。 頭に「お」をつけるときは 後のことばは省略されることが多く 最後まで言うときも 「しょうゆ」は「おしょゆ」 「とうふ」は「おとふ」 となります。 ・唄いろいろ 「とんとの鳥」 1月7日、 七草粥を食べるとき 七草を刻むときにこの唄を歌います。 「刻む・切る」は忌み言葉なので 「七草をはやす」といいます。 とんとの鳥が 日本の土地へ 渡らぬ先に 七草なずなを 祝いましょう 最初に七草を細かくしておいて 包丁で七草を勢い良くはやしながら この唄を歌います。 うちでは 前日の夜に七草をゆがいておいて 次の日の朝に はやしながら唄って おかゆの中にいれます。 ・遊びいろいろ 「まりつき歌」 1.「い〜も〜 買いました」 この歌は私が一番よく遊んだてまり歌です。 京都独特のものかはわかりません。 というか 母が知らない歌だったので 他の地方の歌かもしれません。 「いも」は(1) (2)からは「にんじん」 「さんしょ」「しいたけ」「ごぼう」「ろうそく」「七草」「はっぱ」「きゅうり」「じゅうばこ」 と変わるたびに 足の動きも変わり 最後は股をくぐらせて でお尻のところで まりをキャッチします。 その次は 「オーライ」といいながら 高くまりをついて 落ちてきたところを また同じようにキャッチ。 そのあと 「いも」から「じゅうばこ」までを 続けてついて またキャッチ。 これがとてもしんどいのです。 これには2種あり、 それぞれの動きの間に 一度まりをつく楽なほうと つかないハードなほうがあります。 子どものころは 結構自分でも上手かったかなと思っていたけれど 年がいったんでしょうね これがなかなか続かない。 子どもに教えるにしても これではだめです。 身体が動くうちに ちょっと練習しないといけませんね。 2.「一もんめの一助さん〜」 この歌をまずはフルで書いてみると 「一もんめの一助さん 一の字が大好きで 一万一千一百石 一斗一斗一斗米の お蔵に納めて 二もんめに渡した」 これは 「上がる下がる 京のわらべうた」という本から 取ったものですが 私が歌っていたのは ちょっと違っていました。 まず最初の 「一もんめの」から 「大好きで」は省略してました。 それから 「一斗米の」まできたら 「らっしょらっしょオーライ」と言って ここでキャッチして終わっていました。 「らっしょ」が何かと言われると 困ってしまうのですが まぁ掛け声という意味合いだけだと思っています。 子どもが歌っていたものだから 歌っているうちに どんどん変わっていったのだと思いますし 今となれば 「石(こく)」だの 「一斗」だの言われても 子どもには 聞いただけでは何のことか わからなくなっているでしょう。 事実 私が聞いたのは 「一百石」ではなくて 「いっとおく」 「一斗米の」は 「いっとーまーの」 でした。 本などでオリジナルを知って やっと意味がわかったのです。 3.「いちりとらいらい」 一番わからないのがこの歌。 1から10まであり それは 「い〜も〜買いました」の 足の動きと同じです。 わけのわからない歌詞はこちら。 「いちりとらいらい らっしょくってしっし ひんがらもっちゃきゃっきゃ きゃべつでほい」 ほかのサイトを見たりすると 似た歌詞で まりつきをしているという情報が たくさんありますし きっと京都でも これで遊んでいた人がいたと思います。 しかし 意味がわからない… 「お座りや〜す いすどっせ」 この歌を知ってる人は30代以上の人でしょうか。 小さい頃、 父や母が膝に乗せてくれたら この歌を歌って遊んでくれました。 お座りや〜す いすどっせ〜 と歌いながら 足をとんとんリズム良く上下に動かします。 そして あんまり座ったら こけまっせ〜 といいながら 足を開いて乗っている子供を落としかけます。 そこで子供は ガクっと姿勢が崩れておもしろがるのです。 私も自分の子供ができてから 小さい頃遊んでもらったことを思い出しました。 父や母の膝の暖かさとともによみがえる 本当に懐かしい小さい頃の思い出となっています。 「たんす長もち」 これは知ってる人もまだ多いと思います。 「花いちもんめ」と良く似た遊びですが ちょっと歌は短めですね。 た〜んす長もち どなたがほしい ○○ちゃんがほしい どうしていくの ○○になっておいで 主人も小さい頃 この遊びをよくしたらしいですが 「○○になっておいで」のところで 「お嫁さんになっておいで」とか言われるのが ものすごく恥ずかしかったと言っていました。 大人は知っていても 現役の子供はというと この歌は全く知らず この遊びは 「花いちもんめ」に すっかりとって代わられているようです。 しかしこの 「花いちもんめ」も もとは京都の遊びだったとか。 全国に伝播して 東京で遊ばれるようになった結果 こちらのほうが 有名になったようです。 「子とろ子とろ」 母が小さいころ この遊びをよくしたと言っていました。 まず 鬼を決め、 それ以外の人で 一人が親となり手を広げて立ち そのうしろに何人かが子となって 肩を持って一列に並びます。 鬼は「子〜とろ子とろ」と言いながら 一番後ろの子をタッチしようと 追いかけます。 親は鬼をさえぎって うしろの子を触られないように 邪魔をします。 私自身は この遊びはこんな歌なしで やっていたような記憶がありますが それも数える程だったと思います。 他の地方でもあるのかなと 検索してみたら なんと愛知県江南市にありました! 昔はどこにでもあった 普通の遊びだったんでしょうか。 「げたかくし」 遊ぶ子が全員くつを片一方出して並べて 1つずつ順番に指差しながら歌をうたいます。 げーたーかーくしちゅうねんぼー はしりのしーたのねーずみがー ぞうりをくわえてちゅっちゅくちゅー ちゅっちゅくまんじゅはだれがくたー だーれもくわないわしがくたー おもてのかんばんしゃみせんやー うらからまわぁってさんげんめ ちなみにうちの母のとき(大正の終わり頃)は 「くわない」は「くわへん」だったそうです。 「はしり」は流し台のことです。 「だいどこ」は台所のようですが これはキッチンの部屋のことを言います。 この遊び方はどんなのかというと まず 最後の「め」で当った人が順番に抜けていって 最後に残った人が鬼になります。 そして 鬼が目をとじている間に 残りの人が自分のくつを隠しに行きます。 みんな隠し終わったら 鬼は目をあけて探しに行き 全部見つかったらまた くつを並べて鬼を決めていくという遊びです。 思いがけないところにくつがあるのが面白くて よく遊びました。 あんまり運動神経と関係ないので ニブい私も楽しめました。 「おいかけばんと」 これは一言で言ってしまうと「けいどろ」と一緒の遊びです。 「警察官」と「どろぼう」のところが 「番頭」と「泥棒の子」となっています。 たぶんその役割の決め方も同じだと思いますが みんなを一列に並べて 「追いかけばんと(番頭)」といったところで番頭が決まり、 「取つ(っ)て逃げるはどろぼの子」で泥棒の子が決まります。 全員決まったら番頭役が泥棒の子役をつかまえて 泥棒の子が全員つかまったら終わりです。 しかし 私は最近まで 「けいどろ」という言い方で同じ遊びがあるのを知りませんでした。 子供に言うと 「うっそぉ〜!」とびっくりされてしまいました。 或る京言葉についてのサイトで 「けいどろ」について書かれてある部分を見ても 「おいかけばんと」は出て来ず 私の知っている世界が かなり古くなってきているのを実感してしまいました。 かなし。 ・最近通じない言葉 「長たん」 菜きり包丁のことです。 母はいつもこう言っていたのですが 今うちには万能包丁だけで切っているので 「長たん」を子供に教えることができません。 これはあかんと思います。 料理もやりにくいしすぐ切れなくなるし やっぱり基本ですから ちゃんとしようと思います。 「えんばんと」 「折り悪しく」「タイミングの悪いことに」とかいう意味です。 「えんばんと今日は雨が降ってるさかいに遠足行けへんわ。」 とかいうふうに使います。 最近めったにこの言葉は聞きませんが うちでは普通に使っています。 「おいやす」とその変化形 「おいやす」は「いらっしゃる」の意味で これは聞かれた方も多いと思いますが 「おいやさへんさかいに」と言うと わからなくなってしまうようですね。 これは 「いらっしゃらないから」という意味です。 また 「いらっしゃいませんか?」という時は 「おいやさしまへんか?」 となります。 「失(うしな)える」 この意味は、「失くす」ということです。 「失うことができる」の「失える」ではありません。 主人でも 「失くしたらあかんし、かたづけときや」とは言いますが 「失えたらあかんし…」とは言いません。 「えら○○」 ブログ2006.11.17 「○○」には動詞が入り 「えら」はそれを修飾して 「たいへん=very much」の意味を添えます。 思っていたより上の状態だったときに 使うことが多いように思います。 「今日は100人以上来てくりゃはったみたいやわ」 「なんやえら集まりやな。心配せんでもええがな。」 「じょろ」 あぐらのこと。 私は親から当たり前のように「じょろを組む」という言い方を聞かされてきましたが 娘だけでなく、主人にも通じません。 「しょーことなし」 仕方なく、仕方ない、の意味。 「しょーことなしでする。」とか「しょーことなしやわ。」とか言いますが 最近は叔母との会話でしか使いません。 「がんぎ」 通りがある道にぶつかってまたちょっと離れたところから始まっているような場所。 「大宮通は出水通のところでがんぎになってる」とかいう。 「きびしょ」 きゅうすのこと。 この言葉がわかってくれた友人は今のところ1人もいません。 「こーつと」 「えーっと」の意。 「せんぐり」 「何度も何度も」「入れかわりたちかわり」 「人がせんぐり来ゃはるわ。」 「てんご」 「冗談」「ふざけること」 「えぞくろしい」 ブログでも書いたんですが この間見たテレビの女優さんが この言葉を思い出させてくれました。 「えぞくろしい」とは 「しつこい・くどくどしい」という意味。 やっぱり若作りはあきませんね。 年相応がよろしい。 「めちゃちゃ」 子供が学校で 「めちゃちゃ」という言葉を使ったら みんな「なにそれ〜!」って言ったそうです。 もう死語になっているのでしょうか。 うちでは普通に使っているのですけどね。 「めちゃちゃ」は「めやに」のことです。 でもどうして 「鼻くそ」「耳くそ」には京言葉がないのでしょうか。 「めちゃちゃ」は「めちゃめちゃ」までもいかないけど ちょっとかわいい言い方なんですけどね。 ・京都アクセント 「今出川・堀川・上立売・中立売=いまでがわ・ほりかわ・かみだちうり・なかだちうり」 この4つは、通りの名前ですが これを読んでもらうと 昔から京都に住んでいる人かどうかわかります。 この通りの名前の最初は全部音を高く初めて おしまいにかけてだんだん下げて読みます。 「今出川堀川」という交差点がありますが 「い」と「ほ」を高く読むのは難しいみたいですね。 京ことばは 最初に高く読むことがわりと多いのですが 純粋な京ことばに慣れてない主人は 「高い音から始めると なんかいつも首を伸ばして しゃべらんなんみたいやわ」と言ってます。 ・音が1字変わったり多かったり少なかったりする言葉 「お稚児さん(おちごんさん)」 そのまま読んだらええのに なぜか「ん」が入ってしまいます。 「今年の祇園祭のおちごんさん、○○のおうちの人なんやてぇ。」 「五合」を「ごんごう」って言うのと同じ感覚なんでしょうかねぇ。 それも言いませんか? 「おみおつけ(おみのおつけ)」 「実」が入った「汁」という言葉にご丁寧に 1つずつ「お」をつけていますよね。 その上まだ真中に「の」をつけてます。 「馬(んま)」「梅(んめ)」 「う」の次に「m」音がくるとなぜか「う」が「ん」になります。 次の「m」音にひきずられて口が閉じるんでしょうね。 ただ、これが京言葉に特有なのかどうかはよくわかりません。 しかし高齢のかたがこのように発音されることは確かなんです。 「室町(もろまち)」 昔の人はなぜかこういう発音をします。 アクセントは「も」が一番高く、あとはだんだん下がります。 しかしこういう発音する人は今では80才以上にしかいないかもしれません。 「少ない(すけない)」 これは私も言いますし、大阪でも言うかもしれません。大阪の方、教えてください! 「減らす(へす)」 これもまだ私は常で(普段に)使ってます。「ちょっとこのご飯へしといてんか」とか言いますね。 ・京都(関西)独特のイントネーション 1文字か2文字の言葉で、 関東とは全く違うイントネーションの言葉があるんですが、 特に近畿のみなさん、こういう言い方、今もされてますか。 *1文字言葉(グループは私が勝手につけたものです) 「手グループ」…「手」=「てぇ」と延ばして「ぇ」が上がる。他に「目(めぇ)」「木(きぃ)」「酢(すぅ)」など。 「胃グループ」…「胃」=「いぃ」と延ばして「ぃ」が下がる。他に「背(せぇ)」「毛(けぇ)」など。 「実グループ」…「実」=「みぃ」と同じ高さで延ばす。他に「蚊(かぁ)」「血(ちぃ)」「戸(とぉ)」など。 *2文字言葉 「亀グループ」…「亀」=「かめぇ」と発音して「め」が高く「ぇ」で素早く下がる。他に「鍋」「赤」「青」「足袋」など。 以前からこのアクセントとイントネーションには興味はありました。なんや中国語みたいやなぁと。 そしたら先日おもしろい記事を見つけました。 4月25日の京都新聞に 元同志社大学教授の森浩一さんと京都産業大学教授の森博達さんの対談が載っていたんですが、 京都にはいまだに「漢音」「呉音」の影響が残っていると。 「現代でも京都では”いちにぃさんしぃ…”と節回しをつけて数えたり、 京ことばには中国語の四声が全部揃っている」のだそうです。 これと私の思っていることが本当に一致しているかはわかりませんが、 やっぱりちょっとは関係あるんじゃないでしょうか。 どなたかご存知の方、なんかわからへんと気持ち悪いので教えてください! ・音のおもしろい言葉 「ずんべらぼん」 何もついてないこと。 「あの木、ずんべらぼんになってるわ。」とかいうふうに使う。 大阪でも使うみたいですね。 「すべらんとした」 あまり凹凸のない感じをいう。 「あの人、すべらんとした顔したはるなぁ。」 「そうろと」 ゆっくりしずかに。「ろ」を高く言う。 「そうろとせんとこぼれるえ。」 「しびしび」 雨がしょぼしょぼ降る様子。 「しびしび降ってきたわ。」とかいうふうに使う。 和歌山では「ぴりぴり」というと聞きましたが、 最近まわりで言う人が増えてきました。 どういうことなんでしょう? 「おねおね」 長く噛んで食べる様子。 「あのおばあさん、入れ歯があらへんさかいに、おねおね食べたはったえ。」 ・ことばづくし あるひらがな一文字で始まる言葉を並べて言って遊んだそうです。 1.「こ」づくし 「高野の弘法大師この子抱いて粉引いてこの子の目に粉が入って今度からこの子抱いて粉引こまい!」 リズムをつけて言うとこんな感じになります こーやのこうぼうだいしこーのこだいてーこぉひいてー このこのめぇにこぉがはいってこんどからこのこだいてこぉひこまい! 2.「し」づくし 「四条の新町しんこやの新兵衛はんが芝居の終いにしんこをしもた」 あんまり文章に意味がないんですが昔の言葉遊びだったそうで、おもしろいので書いてみました。 そして これに良く似たことばづくしを「上がる下がる 京のわらべうた」という本で見つけました。 「四条の新町しんこやの新兵衛はんが尻にしんこはさんでしんきくさがって死んだげな」 とまあえらい文句のことばづくしです。 私はやっぱり母から聞いた最初のほうを子どもには教えておきたいです。 3.「に」づくし 「二条の西洞院人形屋の二階ににわとり二羽いて西向いて逃げた」 これは母が途中まで覚えていて ちゃんと押してくれてなかったものですが これも前出の本に載っていました。 ・最近の京言葉 最近近くの若い人の京言葉がとっても気になります。 たとえば友達とさよならを言う時。 若い子は「じゃあ、バイバイ」って言ってるけど、 私の小さい頃は「ほな、バイバイ」だった。 も一つ前は、「ほな、さいなら。」 「ほな」って使っているのをを聞くことがなくなりましたね。 他に使わなくなったのが 「使って」→「つこて」、「見たくて」→「見とうて」、「言って」→「ゆうて」などと変化するところ。 これってテレビの影響なんでしょうね。 こうやって京言葉もすたれていくんでしょうか。 |